【体験記⑦】ラクダで巡るウルル&カタジュタツアー参加記!揺れや景色のリアル
オーストラリアの大自然を象徴する場所といえば、真っ赤な赤土の大地が広がるノーザンテリトリーのウルル(エアーズロック)。私がオーストラリア旅行で絶対にやりたかったことの一つが、「ラクダの背中に揺られながら、ウルルとカタジュタの壮大な景色を眺める」というちょっと珍しいツアーへの参加でした。
でも、いざ予約しようとすると、いろんな不安や疑問が浮かんできたんですよね。
- 「ラクダって乗ったことないけど、揺れで酔ったりしないかな?」
- 「お尻や足が痛くなって、景色を楽しむ余裕がなくなったらどうしよう…」
- 「ウルルだけじゃなくて、遠くのカタジュタも本当に綺麗に見えるの?」
読者のみなさんも、同じような不安を感じてこの記事にたどり着いたのではないでしょうか。私自身も旅の前は、ネットの体験談を探しまくっては「うーん、実際の揺れ具合ってどうなんだろう?」と画面とにらめっこしていました。
結論から言うと、「揺れはあるし、降りたあとは内ももが少しプルプルしたけれど、それを遥かに上回る圧倒的な感動」が待っていました!
今回は、2025年3月27日〜4月4日の9日間にわたってパートナーと2人でオーストラリア(シドニー・ウルル・ケアンズ)を旅した中から、3月29日の夕方に体験した「ラクダで巡るウルル&カタジュタ」ツアーのリアルな感想を、等身大の言葉でたっぷりとお届けします!
Desert Gardens Hotelから出発!ラクダとの対面と「乗り方」の驚き
私がこのツアーに参加したのは、ウルル滞在初日となる2025年3月29日(土)のこと。午前中にシドニーからジェットスター(JQ660便)で約3時間20分のフライトを経て、12:25にエアーズロック空港へ到着しました。
滞在先の「Desert Gardens Hotel(デザート ガーデンズ ホテル)」にチェックインして一息ついた後、いよいよお目当てのラクダツアーの時間がやってきました。ツアーの実施時間は17:00〜20:00の約3時間。ホテル前まで専用のバスがピックアップしに来てくれます。
バスに揺られること少し、到着したのは広大な「ウルル・キャメル・カップ」でも知られるラクダファームです。バスを降りた瞬間、目の前に広がる赤土の香りと、ほんのり香る牧場独特の匂い!そして「パフッ、パフッ」というラクダたちの鼻息や鳴き声が聞こえてきて、「あぁ、ついにアウトバックに来たんだ!」と一気に興奮が高まりました。
目線は約3メートルの高さ!乗る瞬間のスリルがすごい
案内スタッフ(カウボーイハットをかぶった現地ガイドさんたち)から簡単な説明を受けたあと、いよいよ一頭ずつ割り当てられたラクダに乗り込みます。
ラクダたちは、地面に前脚と後脚を折りたたんでペタンとお座り(正座のような姿勢)して待ってくれています。背中には2人乗りの専用鞍が設置されていて、私が前、パートナーが後ろに座る形になりました。
「じゃあ立つよー!」とガイドさんが合図を出すと、ラクダが立ち上がるのですが…ここが一番の衝撃ポイントでした!
ラクダはまず「後ろ脚」から一気に伸ばして立ち上がります。そのため、乗っている私たちは「うわっ!」と思わず叫んでしまうほど激しく前傾姿勢(前のめり)になります。手すりをギュッと握っていないと、前に落ちそうになるくらいの角度です。
続いて前脚を伸ばすので、今度はガクンと後ろに体が持っていかれます。この「前傾→後傾」の二段ロケットのような立ち上がり方は、ジェットコースターの滑り出しに少し似ていて、私を含め参加者みんなから「キャー!」と歓声(と悲鳴)が上がっていました(笑)。
でも、完全に立ち上がったあとの目線の高さには感動しました。地面から約3メートル近い高さになり、見渡す限りの赤土の砂丘とオーストラリアの大地が、一気に視界開けます!
赤土の砂丘を進む隊列。風の音と足音だけが響く静寂の世界
参加者のラクダたちが一列にロープで繋がれ、ゆっくりと「キャメル・キャラバン(隊列)」が砂漠へと歩き出します。私たちが訪れた3月下旬は、日中の厳しい暑さが残る時期でしたが、17:00を過ぎると風が少しずつ涼しくなり、肌に当たる空気が心地よく感じられました。
気になる「揺れ」のリアルな乗り心地は?
乗る前に一番気になっていた「揺れ」についてですが、馬に乗るときの「パカパカ」という上下の細かな揺れとは全く違いました。ラクダの歩き方は、右側の前後の脚、左側の前後の脚を交互に出す「側帯状(そくたいじょう)」と呼ばれる歩き方なのだそうです。
そのため、乗り心地は「大きな船にゆらりゆらりと波に乗って揺られているような、左右に大きな揺れ」でした。
最初は「倒れないかな?」「手すりを強く握りしめてないと怖い!」と力が入ってしまっていたのですが、10分もすればその「ゆったりしたリズム」に体が慣れてきます。腰の力を抜いて、ラクダの動きに合わせて体をゆらゆらと預けるのがコツだと気づきました。
ただし、砂丘の斜面を登ったり下ったりする時は、しっかり体幹を使わないと体が前後に滑りそうになります。普段使わない内ももの筋肉を密かに使っている感覚があり、「あ、これは明日ちょっと筋肉痛になるかも…」と予感しました(実際、翌朝ほんのり効いていました!)。
目の前に広がるウルル、そして水平線に浮かぶカタジュタ
砂丘の尾根(デューン)を進んでいくと、視界を遮るものが何もない開けた場所に出ます。そこで目に跳び込んできた光景は、言葉を失うほどの絶景でした。
進行方向の右側には、ドーンと圧倒的な存在感で鎮座する大岩「ウルル」。そして、遠くの水平線近くに視線を移すと、ドーム状の岩山がいくつも連なる「カタジュタ(マウント・オルガ)」のシルエットが見えたのです!
一般的な車やバスのツアーだと、ウルルはウルルの近く、カタジュタはカタジュタの近くへ行って見上げることが多いのですが、ラクダツアーは「少し離れた赤土の砂丘の上」を通るため、ウルルとカタジュタという2大世界遺産を一度に同じフレーム内に見渡すことができるんです。
「ザクッ、ザクッ」というラクダが赤い砂を踏みしめる音と、砂漠を吹き抜ける風の音だけ。車のエンジン音も街の喧騒も一切ない中で、太古の昔から変わらないオーストラリアの原風景の中に自分が溶け込んでいるような、不思議な感覚に包まれました。
茜色に染まるサンセットと、豪華な「ブッシュフード&ワイン」
太陽が西の地平線へと傾いていくにつれて、空の色は黄金色から鮮やかなオレンジ、そしてピンクと紫が混ざり合ったようなグラデーションへと刻一刻と変化していきます。それに伴って、ウルルとカタジュタの岩肌の色も、鮮やかな赤から深い紫赤色へと表情を変えていきました。
約1時間半ほどのラクダトレッキングを終えてファームに戻る頃には、あたりはすっかりドラマチックなサンセットタイムに。
最後のお楽しみ!サンセット鑑賞と乾杯
ラクダから降りたあとは、ファーム内の特設サンセット鑑賞エリアへと案内されます。ここでの楽しみが、ツアーに含まれているオーストラリア産ワインやビール、シャンパン、そして軽食(カナッペ)のふるまいです!
冷えたオーストラリア産の白ワインをグラスに注いでもらい、夕日に照らされるウルルに向かってパートナーと乾杯。「今日、シドニーから移動してきて本当に良かったね」と思わず笑顔がこぼれました。
用意されていたおつまみも凝っていて、オーストラリア伝統の無発酵パン「ダンパー(Damper)」や、現地のスパイスやナッツを使ったディップ、チーズなど、オーストラリアのアウトバック(奥地)らしさを感じる美味しさでした。お肉やチーズの塩気が、砂漠の風で少し乾いた体に心地よく沁み渡ります。
刻々と暗くなっていく空には、いつの間にか満天の星空が広がり始めていて、20:00にツアーが終了してホテルに戻る頃には、心も体も大満足の状態でした。
「ラクダで巡るウルル&カタジュタ」ツアーの正直な評価(良かった点・いまひとつだった点)
実際に参加してみて感じた「良かった点」と「いまひとつだった点(注意点)」を、包み隠さずリストにまとめました。
良かった点(満足したこと)
- 視点が高い&両方の絶景が一度に見える:地面から約3mの高さから見渡す赤土の砂丘と、ウルル・カタジュタのコラボレーションは、他のツアーでは味わえない唯一無二の景色でした。
- 大自然の静寂を感じられる:エンジンの音がしないため、風の音や鳥の鳴き声、ラクダの足音を聴きながらゆったりとした時間を過ごせます。
- ツアー後のワイン&軽食タイムが最高:サンセットを眺めながらの乾杯は、贅沢な大人旅の醍醐味でした。
- ガイドさんたちのホスピタリティ:途中で参加者のカメラやスマホを預かって、ラクダに乗った写真を何枚もベストポジションで撮ってくれました!
いまひとつだった点・注意が必要なこと
- 乗降時の激しい揺れとお尻への負担:ラクダが立つ時・座る時の傾きが想像以上に急です。また、約1時間半乗り続けるため、普段運動していない人は翌日「内もも」や「お尻」に軽い筋肉痛がきます。
- 動物独特の匂い・服への匂い移り:ラクダファームなので、どうしても動物の匂いやフンの匂いはします。汚れてもいい、洗える服で参加するのがベストです。
- 日差しとハエ対策が必須:3月後半でも夕方の西日は強力です。サングラス・帽子・日焼け止めは必須。季節によってはハエが多く飛ぶので、ハエ除けネットがあると安心です。
ツアーの基本情報と費用感について
私が今回参加した「ウルル&カタジュタ ラクダツアー(サンセット)」の概要と、今回の旅全体の費用感について参考までに記載しておきます。
旅全体の費用イメージ(2名分の実績)
今回のオーストラリア旅行(9日間・シドニー/ウルル/ケアンズ)でかかった主な費用の実績は以下の通りです。
| 項目 | 2名合計金額(AUD) | 備考 |
|---|---|---|
| 宿泊費 | 約 5,461 AUD | Desert Gardens Hotel(ウルル)、Meriton Suites(シドニー)など |
| 航空券代 | 約 6,028 AUD | 国際線(ANA/JAL)+国内線(ジェットスター/カンタス) |
| オプショナルツアー代 | 約 4,122 AUD | 今回のラクダツアー、キュランダ、グリーン島、ヘリ遊覧飛行など含む |
| 合計 | 約 15,611 AUD | 日本円で約150万〜160万円前後(※当時の為替レートによる) |
※オプショナルツアー料金や航空券、宿泊費用は季節や予約タイミング、為替レートによって大きく変動します。上記はあくまで私たちの渡航時点の実績ですので、ご計画の際は必ず各予約サイトや公式サイトで最新情報をご確認ください。
まとめ:揺れや痛みを越える感動!一生モノの体験になります
「ウルルでラクダに乗る」という体験は、行く前は「ちょっと観光客向けのネタっぽいツアーなのかな?」なんて少し失礼なことを考えていた私ですが、実際に体験してみると「ウルルの広大な自然とアウトバックの風を一番五感で感じられるツアー」だと確信しました。
揺れで体幹を使ったり、乗降時にキャーキャー言ったりするハプニングも含めて、旅の最高の思い出になります。特に、夕日に染まる赤土の砂丘の上で、ゆっくりと歩むラクダの背中から見たウルルとカタジュタの景色は、一生忘れることができません。
これから行く人への私からのアドバイス
- 服装は「動きやすいパンツスタイル+汚れてもいい服」で! スカートは絶対にNGです。ジーンズやストレッチパンツがおすすめ。
- 荷物は最小限&斜めがけバッグで! 乗車中は両手で手すりを握る場面もあるので、リュックや斜めがけできるショルダーバッグが便利です。
- カメラやスマホにはストラップを! 高さ3mの場所から落とすと探すのが大変なので、首や手首から下げられるストラップを準備しておくと安心です。
なお、オーストラリア渡航に必要なビザ(ETA:電子渡航認証)の手続きや、現地への持ち込み品に関する検疫申告、治安情報などは時期によってルールが変わることがあります。渡航前には必ず外務省の海外安全ホームページやオーストラリア大使館の最新情報を確認してくださいね。
ウルルを訪れる予定のある方は、ぜひ一歩踏み出してラクダツアーに参加してみてください!風と砂と太古のロマンを感じる素晴らしい時間が待っていますよ。
渡航前の最新情報はこちら
航空券やツアーの料金、入国に必要な手続き(ETAなど)は年々変わります。出発前に必ず公式の情報をご確認ください。
